猫アレルギーの家族がいる我が家でサイベリアンを迎えるまで、そして一緒に暮らしている中で実施していることについて。
何故サイベリアンを迎えよう!となったかは下記記事をどうぞ。
※アレルギー反応、対策の効果にはすべて個人差があります
※あくまで一ケースとして参照いただければ幸いです
まずはアレルギーの程度を知るためにアレルギー検査を受けました。猫アレルギーだけでなくその他花粉等も同時に調べられたので(各病院によります)我が家は花粉、ハウスダスト、猫アレルギー、等がわかる検査を実施しました。
自分がどんな物質にどの程度アレルギー反応が出ているかが数値化されて面白かった、とのこと(家族談)。
ネコ皮膚:2.73/クラス2 陽性
この程度の数値なら大丈夫!というわけでは決してありませんが、(※あくまでも個人差、ならびに猫の個体差、、があります)同じようにアレルギーを持つ方の参考になれば幸いです。
・キャッテリー見学
これは必須です。ブリーダーさんがどんな環境で猫たちを育てているかといった一般的な内容はもちろんですが、特に猫アレルギーの方はいきなり子猫にだけ触れあってもアレルギーの反応程度を確かめる、といった観点では効果が薄いからです。
一般的に成猫オス(特に去勢前)>成猫メス>子猫、の順でアレルゲン物質の生成量に差があるため、希望の子猫だけでなくその親猫としっかり会ってアレルギーがでないか、または出たとしてもどの程度なのか、を見極める必要があります。
論文によっては猫種だけでなく遺伝によっても大きく変わってくると報じられてもいるため、その子猫の家系の親猫たちと直接触れ合うのは非常に有効であると考えられます。
・掃除
猫のアレルゲン物質は主に唾液、皮膚(毛)から出てきており、またそれらの物質は日々家に蓄積されていきます。例え猫をシャワーにいれて綺麗にしてもその家の中の猫由来のアレルゲン物質は2日程度で元の水準に戻ってしまうそう。そのため、シャワーはもちろんですが、日々の掃除が非常に大切です。
とはいえ、私も普通の掃除とコロコロくらいしかしていませんが…
掃除機、コロコロ以外に絨毯などはパクパクローラーが本当に役立ちます。長毛種オーナーの必需品です。パクパクしすぎてへたってきたのでそろそろ新調しなきゃ…
・タワー、猫ハウスなどの材質に気を付ける
我が家のキャットタワーも初代は木製のものを選びました(その後アレルギー反応が大して出ないこともあり木製以外のタワーも使用しています)。キャットハウスも籠のものなどを選び(入らないのでもう捨ててしまいましたが…)なるべく毛が溜まりにくく掃除しやすいものを選定。
その他換気する、シャワーに定期的に入れる、などの一般的な対策をゆるっとしています。とはいえ春~秋までそもそも花粉やスギがありそちらの方が家族は重度のアレルギーなので(クラス4)換気扇や小窓で対応しています。空気清浄機は寝室のみです。
列挙してみると、我が家はかなりゆるい対策で猫と暮らせていることがわかります。 猫に対してのアレルギーレベルがクラス2とそこまで極端に高くはないものの、猫カフェやその他猫種と触れ合った際は常にくしゃみ鼻水の反応があるため、やはり我が家ではサイベリアンという猫種によってこの暮らしが保てているんだろうなと思う次第です。
ありがとう、あまおう、まぐぴ!
おまけ
最近はフードでのアレルゲン物質対策案も開発されているという情報をちらほら目にします。
https://nestle.jp/brand/purina/proplan/product/cat/liveclear/
例えばこの商品では、猫の体内で生成済みのFeld1(アレルゲン物質)で口腔内にあるものと結合し中和、グルーミング等で毛につくのを抑制し結果アレルゲン物質の拡散を防ぐ効果があるようです。実際に体内での生成スキームに作用するわけではないのでアレルゲン物質をなくすわけではないものの、逆にそういう意味では猫への作用自体は小さく安全に使えそうな感じがしますね。